売れないバンドマンの歌を歌うバンドマンについて

 10/31の日記です。


新宿モーション。石原正晴氏の弾き語りを観に行ったんだが、

その前に出てたMOROHAという人の歌がとても気になった。


夢をおいかけるために極貧で頑張る、とか、

このまま報われなかったらどうしようとか、

就職した仲間に複雑な感情を感じる、とか、

要は「売れないバンドマンの歌」を切々と歌っている。


内容は胸に迫るものがありとても充実したリスナー体験であったが、

この人に限らず、「売れないバンドマンの歌」というジャンルの歌を歌われると、

いつも葛藤してしまう。


現在進行形の切実な悩みを歌ってるからそれはもう迫真な良さがあるんだけど、

その、客にとっては「舞台裏」であるところまで見せるのはどうなのかなーと。

私嫌いなんだよね、「紅白歌合戦の舞台裏!」とか言ってもう一本番組作るの。DVDのおまけのメイキングさえ嫌い。本編で語れ、と。


それに売れないバンドマンの歌を歌われると

「ああー売れてないんだなーこの人」と思ってしまって、

素直にその人を好きになる気がちょっと失せるんだよね。

人気無い商品に手をつけてるんだなあ自分と思ってしまって。

インディーズなんて何枚売れてるかなんて誰も分かんないんだから要はハッタリの世界なのにさ。


あと、売れてないバンドマンの歌って、売れたら歌えなくなるわけで。

「この人はいい歌歌うからどんどん売れて欲しい!」って素直に思えなくなってしまうんだよね。

多分この人も本職では別なバンドやってると思うんだけど

(今回のセトリでは売れないバンドマンの歌ばかり歌って帰って行きましたが)、

もし売れないバンドマン系の歌だけやってる人いたとしたら、それは絶対に売れないんだよね、絶対に。

 

まあとにかく売れないバンドマンの歌は危険だという言うことです。でも好きです(両刃)

 

何だかんだ言って、

青田刈りの楽しみとか、

ギリギリ生活のバンドマンを発掘している・あるいは資金援助をしていると(!)いう高揚感が、

インディーズバンドのファンである楽しさの重大な要素であることを、否む気は、ちゃんちゃらないのよん

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