うっすら残る耳鳴りと、髪に染みた煙草の匂いから始まる、ライヴハウス明けの休日

 

年中無休で芸術してるっつーの!

 

……芸術の秋って言われるとむかついちゃうんだけど、

今月は確かに気になる催しが多すぎる。

今月はライヴ8本、映画2本、あと薪能も1本というフルテン稼働のシブサワです。俺の財布は底なし沼だ。

あと1028日の締め切りの新潮社の公募も出したいな……(まだ一文字も書いてない)

容赦なく芸術の秋だ。あと寒くならないうちにディズラン行きたい

 

三連休って無駄にじゃぶじゃぶ遊べるから良いですね。遊び方がやっと分かって来た。あんまりケチケチしないほうがいいんだ。

 

というわけで十月のおさらいゴー

   

10月1日
読者の女子高生と映画に行く。

ヤン・シュヴァンクマイエルの新作映画、「サヴァイヴィング・ライフ」。

ほぼ初対面でいきなり映画デートでヤン・シュヴァンクマイエル連れてくなんて、男だったら振られてる! しかもあんまりおもしろくなかった! ヤンは実写入ってない初期の短編が一番面白いネ

(初期のヤンの短編と言えば、1026日にライヴハウス「青山月見ル君想フ」でヤン・シュヴァンクマイエルナイトがあるんだってー。日比谷カタン氏のライヴもあるんだって! 行かないわけがない)

 

読者のギャルは、なんでファンと言えどもいきなり見ず知らずの小説書きと一緒にいきなり映画行きたいと言い出したのかが結構不思議で、

「さては、この子は不幸な家庭に育って、学校にも家にも居場所が無くて、バンドを追いかけることにしか生きがいが無くて、たまたまバンド小説を書いてた私に過度なシンパシーを感じて『この人なら私をこの日常から救い出してくれるはず!』と思いつめて会いに来たんじゃないか、どうしよう心中せまられたらガクブル」と思ってたんだけど(盛りすぎました。)、

超しっかりした子で、バイトに精を出す真面目な娘で私の五倍くらい幸せそうでした。居場所ありまくりでした。ホッ

しかも113日の文学フリマの売り子やってくれるって〜やった〜!

 

で、その後新宿motionへ寄る。

続きはwebで(webだ) http://blog.rayshibusawa.her.jp/?eid=48

 

 



10月2日
ブログを二本書く。

三味線教室に申し込みする。はじまるのは11月からになってしまった。まあ丁度いいや10月忙しいし。

昨日の余韻を味わいながら空虚な時を過ごす。

 


10月3日
わたくしの対バン相手(=共著者)の柿原華子嬢とツイッターで絡んでたところ、

ヴィジュアル系バンドのライヴに行くことになる。

彼女の小説のモデルとなったバンドだ。どうなることやらことやら。楽しみで仕方ない。

 


10月4日
平日だが休み。

友人と映画観に行く。「ブラックスワン」(都内では下高井戸ただ一館だけがまだ上映中であった)

確かに二時間があっという間に過ぎてしまう、息を飲みっぱなしの良質映画なんだが、

なんか満腹感が少ない、と思ったら、ありゃバレエシーンが多いからだ。

バレエシーンの質は本当に素晴らしくて目が釘付けになってしまうんだが、

その分ストーリー可食部が少なく、なんか映画を観た感、お話を味わった感が少なし。

いずれにせよ超優良映画。

 

小説を2本書く。

この日の深夜にappleから重大発表があったようだが、その数十分前にスマートフォンをネタにした「デブフォン」http://blog.rayshibusawa.her.jp/?eid=51を書きあげ、「小説の基礎練」をコンプリートさせる。

 

とても小さい、全然無害な虫が時間を置いて二匹あらわれる。

両方殺す。虫は嫌いじゃないが同種が二匹現れると、結婚、妊娠、出産! という悪夢が広がる。

アースレッドを購入する。(そういう無害なただの虫にも効くんだろうか?)

 

 

10月5日
記憶にない

どうせyoutubeperfumeの「レーザービーム」とももいろクローバーの「行くぜっ! 怪盗少女」でも観まくってたんだろう。

 

 

10月6日
定時ダッシュをして吉祥寺月窓寺・薪能へ。

やっぱライヴハウス→フェスと同様、能だって、屋内で観るより屋外で観る方が楽しい(し、本来は外で観るものなんだよねあれ)

虫の音や薪のはぜる音が非常に風情。

演目は「経政」「葵上」。

前者はシテ(平たく言うと主役)が18歳だった。お面してるから分からんが。

後者「葵上」は、源氏に振られた女が、嫉妬のあまり源氏の妻葵上の枕元に生霊となって現れるという話。

後半から生霊が鬼に変わる。

生霊飛ばせる程の嫉妬にかられると、女は鬼にもなれるんだね……!

鬼登場シーン(衣で顔を隠して登場し、ここぞという時に衣を脱ぎ捨てる)は鳥肌が立った。

そういえば最近はあんまりないが昔は良い演奏みたりするとすぐ鳥肌が立ったものだ。やっぱクラシック音楽とか、伝統芸能にはそういう良さがある

9時近くに終演。つまり3時間近く観ていたことになるが、一瞬たりとも飽きなかった。

興味のない対バン20分も我慢できないわたくしなのにね。つまり能は面白いってことだよ。

台詞が古語だしお面してると聞き取りにくいから、

私は事前に台本をネットで落としてプリントアウトして持参する必要があるんだけど、

それさえクリアすれば誰でも楽しく観れると思うん。また誰かといこう

 

吉祥寺のやったらめったらめしが旨い、ジブリに出てきそうな素敵なレストランに行く。

今調べたらビストロ トークバックというようだ http://www.talkback.jp/index.php

 

大学院に行くという、まあ一応受験生のはずなんだがやたらめったらフットワークの軽い、古典芸能が好きでお面集めが趣味の陰気な青年と行ったんだが、まあ要は文系の院に行ったら研究者になる以外に口あんまないし、しかも研究者になるのも結構難しいし、でも院は結構簡単に入れちゃうし、なんか私はそっちに行くのが怖くて就職したクチでもあるんだが、彼がうらやましくもあり今すぐ挫折して欲しくもある。

 

私はクラスに一人いる程度の器用貧乏以上にはなれないのではないか、という冷たい悟りを開きつつ就寝。

 

 

10月7日
定時に帰った後(9月に異動してからほぼ定時帰りなんです)、

風邪気味だと感じて葛根湯を飲んだら12時間寝てしまう。PMtoAM7。

十月がすごろくだとするとこの日は「一回休み」のコマ。

 

 

10月8日
仕事(平日一日休みの代わりに、土曜出勤の時があるの)。

この日の朝十時にももいろクローバーの女祭(女性客限定ライブ)のチケット一般販売。

ママに頼むも、ママの熟女黒魔術でもかなわず。ももクロに会える日は遠い。

 

夜、高円寺いっきにてライヴハウスクラスタの85年・86年飲みに参加させてもらう。

某顔出しNGのネットアイドルとか、あとバンドマンやライヴハウスPAやレコード会社の人や音楽ニュース配信サイトの人がいた。

 

「この界隈には結構可愛い人はいるが超可愛い人はいない」とかいう話から、中高の教室での階級で割と下の方に位置づけられた人々がここらのライヴハウスに集うのだ、みたいな論が展開されたが、個人的には違和感を感じる、が、実際超可愛い、エビちゃんみたいな人はいないので頷かざるを得ない感じでもある。

 

でも、クラスのマジョリティの雰囲気になじめないからちょっとマニアックな音楽を聴いて優越感を必死で保ってた経験とか、音楽によってクラスタが選別されていったという経験が、私には無いんだ。全く無いんだ。

私は中学校高校は椎名林檎とクラシックしか聴かず、ずうっと部活でトランペットを吹いていた(小説はそんなに読まなかった)。

 

音楽でアイデンティティをアレしようとするどころじゃなかったっす。

ただ単に「ヒエー! この世には好きな音楽が無ェー! テレビ観ても気持ち悪い音楽しか流れてねー! 椎名林檎は例外的に奇跡的にたまたま見つけ出せたけど、もう日本の現在の音楽で私が気に入る音楽なんてきっと無いにきまってるー! 友達がアートスクール貸してくれたけどキモイー! 孤独―! 絶望―! あとクラシックは割と好き! もういいよクラシックだけで!」と思ってた。

アイデンティティをアレするどころの話じゃないよねもうね。好きな音楽をこの世の現在で見つけることを諦めてたからね。ここで音楽に詳しい年上の兄弟がいればね、私も少しは救われたかもしれないんだけどね。実際は二十歳超えてから、年下の兄弟(の先輩のバンド)に、救われるのですが、それはまた、別なお話……

 

まあつまり要は音楽が人間関係に絡むことは皆無だったと。

だから、今現在私がコミットしているライヴハウスの世界でも、


純粋に、そこで鳴ってる音楽が好きな人間が集まって来た、と、思いたい。と思ってる。

(私は割と強気に「自分はそうです!!」って言えますが、それはまた、別な、お話……)

 

まあじゃあなんでブスが集まるのかっていうのは説明できないけどね★

 

んでまあ、

深夜テンションになるとyoutubeで我々世代のアニメや音楽を流しまくって「なつかしー!」と言い合う会になったのだが、

おかしい、なんか私あんまり懐かしくない……。実は帰国子女だったのか私?!(違います)当時からテレビが大嫌いだったのだろうか……?

みんなモーニング娘。とかMAXとかラルクアンシエルとか姫ちゃんのリボンとかこどちゃとかおぼっちゃまくんとかパプワ君とか地獄先生ぬーべーの主題歌とかポカリスエットのCMとかを懐かしんでいたが……つかみんな、テレビ観てるじゃねーか、全然メインストリームじゃねえか。幸せじゃねえか。幸せじゃん! よかったじゃん!! 羨ましいよ!!

 

それから、私は同年代の人間が集まるんだから、仕事観とか結婚観の話を一番したかったんだけど、ちょっとできた。

レコード会社とかライヴハウスPAとか、「好きなことを仕事にする系」の会社は本当に労働条件がすさまじい。おかしい。私は「好きじゃないけど安定系」の最極端の大学職員なうなので、ギャップひとしお。

(「ボーナス出るの?」って聞かれて「当たり前じゃん」って答えてごめんなさい)

でもこういう人とガチで話す機会って、例えばずっと同じような大学の人としかつるまなければ、皆無だったわけで。話せば分かるが本当に素敵な人ばかりだし頭悪いとか育ちが悪いとか全然思わないわけよ。ていうか私の方が大体「なんでみんなこんな頭いいのに私こんなアホなことばっか言っちゃうんだろう」って思ってるよ。

多分あの場に居た人で、4050まで今の職場に居続ける気満々の人っていなかっただろうから、そこらへんどう考えてるのかすごい聞いてみたかったんだけど、多分その話自体タブーな人もいるだろうから、まあ、話もそこそこに。

 

本当はもっと話したいのにみんながどんどん帰ってく。

わたしも眠気がアレして4時に離脱。

なんか上記に毒々しいこと書いたけど、あの場はすごい楽しかったしまた開いてほしいしあの場にいた人全員ともっと仲良くなりたいと思ってます。次会った時は「あはーんあんた、あんなこと考えてたんだーその場で言わずに文字で後からしか言えないでやんのバッカー! 根暗!」って罵ってくれると好い塩梅。

うまく毒を散らす感じで書く方法を、某ネットアイドルとか某プラスチックアイグラスボーイのブログから学ぼうと思う

 

毒っつーか、要は自分が嫌いなだけなんだろうな私は。書いて書いてデトックス

 

 


2へつづく!

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