私達は毎日生まれ直している(し、毎日流産している)〜20170405下北沢Queの話とツイキャス告知〜

 

久々にブログを書く時間をとれた。ライヴ原稿をのぞけば、3週間ぶりじゃないか。

信じられない!!!!!!!!!!!!

 

3月末までインフル病み上がりでへろへろだったし、

その後4/5下北沢Queでのライヴの準備をしつつ新居の物件探しをしたので(※2月末に引っ越したけど上階の大家の大家族の足音が一日中すごいから早速退去キメたんだよ!!)、

立て込んだっちゃあ立て込んでた。

 

ライヴ原稿を作ったり、短歌の歌会に2回出て短歌作ったりしてたのだが、なんだか普通の文章を書かないと、ゾンビみたいな気持ちになる。生きてない気がする。

 

 

私達は毎日クソを生産するクソ生産マシーンであるが、

クソ以外の何かも生産するクリエイターでもあり、そう、誰もが各々の日々で毎日クリエイターのはずなのだが、

でも、毎日何かを受精しているはずなのに毎日すごく容易に流れる。

私達は、毎日ものすごく簡単に流産している。

 

毎日の流産がきもちわるい。

クソ以外を生産しないと気が済まない、と言って、おりものや経血や子宮壁を集めてこねくりまわしている

 

多くの人はまあそれらをカジュアルに流して、流産とも思っていないのだろう。

 

よく分からない日銭を稼ぐ仕事に週36時間もとられて、私が私でいること(せめて流産しせずにいること)のために週36時間も使えないことがめちゃめちゃおかしい。一刻も早く、おりものや経血や子宮壁を展示してショールームに並べて商品化せねば、と思う。じゃないと財布より先に私が死ぬ。

 

 

4/5下北沢Queでのライヴのことを書く。

 

1か月ぶりのライヴだった。インフル病み上がりということで直前まで練習できなかった。

1週間前までは30分間立てなかったんだから、回復したこと自体ラッキーだが。

しかし回復したらしたで「身体、硬え!!!!」「こんなんじゃ声出ねえよ!!!!」と、身体に対する不満が噴出した。わがままバディだ。いや、わがまま精神だ。

 

いつもは2日に1回くらいホットヨガをしている(ホットヨガがいかに良いかはここに書いてある)のだが、病み中はずっと休んでいたから身体がガッチガチに硬くなっていたのだ。

 

数日間で身体をいつものコンディションに戻すのが難しく、というか演目を覚えるので精一杯だったので、身体は「やや硬」のまま当日を迎えてしまった。

 

Queのスタッフさんはめちゃめちゃ親切だ。スタッフが親切なところと、内装やステージの高さが「代々木ザーザズーに似ている」と思ったら系列店だった。そんなところまで似るのか。

 

リハで改善点をいくつか見つけたため、openからstartの間の1時間、カラオケ屋で練習した。この日すでにカラオケ屋で4時間練習していたから、計5時間である。

 

カメラマンとしてスタッフをしてくれている松本君もなぜかカラオケ屋についてきた(まあopen前にひとり取り残されても心もとない、というのは分かる)。

松本君を無視してガチ練習する私を、彼はなぜか撮っていた。彼は私のドキュメンタリーを撮った人だ。https://www.youtube.com/watch?v=vQxwCaHsoIAこういう、表現のバリとかツマみたいなものが好きな人なのだろう。ちなみに私は大嫌いだ。映画のDVDについてるメイキング映像もまず観ないし、「紅白舞台裏!!」みたいな番組をテレビでやってると「舞台裏見せて金とるな」「1回で2回分撮影してるんじゃねえよ」とキレてしまう。好きなミュージシャンのインタビュー記事も読まない。

 

でも今思ったけど、単に編集が甘いものが嫌いなだけかもしれない。

 

私は編集能力が低いのだ。雑多なものから必要なものを抜き出す作業がすごく苦手だし嫌い。

例えばドンキに行って、わくわくする人とイライラする人がいると思うが私は後者だ。検索してパッと必要なものがゲットできるAmazonが好きだ。本も、本屋じゃなくAmazonか、図書館の取り寄せ機能を使う。書架を歩くとイラついてしまう。

 

雑誌も嫌い(興味ない情報が大半だし、そこから興味ある情報をより分けるのがキツい)。街歩きも嫌い(目的地直行直帰しかできない)。

目的無く人と会うのも実は嫌いだったりする。だから付き合いの浅い人と「今度飲みに行きましょう!」とか結構辛くて、「美術館行こう」「映画行こう」とか必ず「お題」を設ける。

 

話が逸れた。

Queに戻ったら、弟に「なんで『姉弟対バン!』とか言っておきながら俺のDJ見てくれないんだよー!」と怒られた。

そう、openからstartの間は弟のDJタイムだったのだ。

でも、弟は、私がそこらへんのバンドマンよりよく練習している、と言っていつも褒めてくれるので(いや、そんなこともないと思うんだけど)、私が「すまんー練習してたー」と言えば怒らない。

 

対バンがめちゃめちゃ良かった。私はライヴ動画を観るのが本当に嫌いで(先述の編集能力の低さもあるし、まあ、ほとんどの場合生より劣るから「つまんねえバンドだな」という悪い先入観を持ってしまうのだ)、だから対バンについてもほとんど調べず、生で観た時を第一印象にするようにしてるのだが、まあとにかく、対バンが楽しいと嬉しい。

 

渋澤怜は、どのブッカーにとっても、どう組むかセオリーの無い存在であると思うが、(というかそもそもライブハウスに出れてる時点でおかしいと思うのだが)、なので、その時々で対バンが結構違うのだけれど、今回は、電気使いまくって歌は無し、みたいな対バンが多かった。ほほう、そう来たかって感じ。

 

私は、弟のDJタイムを挟んでの、2番手だった。

弟が「姉ちゃんの出番前は悪意ある選曲にするわ、西野カナの『トリセツ』とかぐへへへへへ」と言ってたので、「じゃあ絶対『トリセツ』かけてよ」と言って、それに寄せた原稿を書いた。

 

あとは、今回は初の小道具として、iPhoneのジャンク品を準備していた。壊すつもりでいた。トリセツが流れている間、はたと「ガラスが飛び散ったらどうしよう」と心配し始め、急遽スタッフさんにチリトリとホウキを借りてステージ袖に隠しておいた(スタッフさんはめちゃ親切だった)。

 

本番、案の定結構飛び散った。何度も叩き割って足で踏みつけて粉々にしたかったしする予定だったのだが、「ガラスが飛び散るのは危ないし申し訳ない」と思い、日和って力を弱めてしまった。

 

しっかし、私がいきなりiPhoneを床に叩きつけたので、客、めっちゃドン引いてた。

高価なもの、高密度に手間や技術の粋が集められたものが目の前で壊されると、「痛ましい……」と思ってテンション下がるよね。あと、同じ他人でも、全然知らない人より、TVで見かけるあの人とか、直接しらないけど●●さんちの娘さん、とかの方が死んだ時ショックなわけで、まあiPhoneというのはほぼ誰にとっても毎日目にする日用品だから、それを目の前で悪意を持って意図的に破壊するのは、暴力だった。

 

暴力は、あんまりよくない。なぜかというと暴力のインパクトが強すぎて、それ以外のことを忘れてしまうからだ。

 

終演後、「iPhone大丈夫すか?!?!」と対バンの人に言われまくった。ジャンク品を手に入れて演出として壊してる、ってバレバレだと思ってたのに、フツーに驚かれてた。とにかくみんなiPhoneのことしか言わなかった。みんなiPhone破壊シーン以外のことは記憶から飛んでっちゃったみたいだった。

 

ライヴは、思うように伝わらない/常に誤配があるから面白いのだけど、ちょっとそれが過ぎたな、と。暴力という飛び道具を使うならもっと慎重に……ってこった。

(今回の私は、そもそも暴力を使っているという自覚がなかった)。

 

 

私は、私の演目は最高だと思ってて、「よくこんなの思いつくな天才!」「この伏線こうやって回収するんかい超クール!」「この音韻は歴史に残る!」とか思いながら書いてるし、演じてるんだけど、そしてその中でiPhone壊し芸は完全に必然性のある行為だったんだけど、あーあ、みんなの中では、このまま「iPhone壊しおばさん」になっちゃうの、やだなー。

 

客とキスをした大森靖子も、こんな気持ちだったのだろうか(違うとおもう)

 

 

 

私は、好きなものを嫌いになるのが好きだ。好きなものは弱点だ。だから、好きなものに瑕疵を見つけると、「あ、嫌いになれる、よかった」と思って安心する。

ライヴハウスも好きなんだか嫌いなんだかわからない。でもとりあえず下北沢Queと代々木ザーザズーは、明らかに良いハコ。Queのオイヤマさんとザーザズーのタシロックさんは明らかに良いブッカー。ちゃんとみてる

 

ライヴハウスに出始めて半年でこの2つのハコに出られて、ライヴハウス嫌いにならずに済んだと思う。良かった。

 

ライヴハウスのことは簡単に嫌いになれる。「とりあえず枠埋めるために適当にほめて声かけてきやがってノルマの話先にせいや」とか「客より身内大事にすんのおかしくね!? 客商売として受付の対応の悪さが終わってる」とか、「立ちっぱなしで4時間って、健康な若者しか視野に入れてないよね……」とか、いくらでも悪口言える。

でも、「才能ある演者をのばそう、将来につながる場にしよう」とか、「お客さんにも演者にも楽しんでもらえる場づくりをしよう」と思ってくれる、こんなに思ってくれるスタッフの人がいる、と、ライヴハウス活動の初期に気付けて良かった。だってオイヤマさん、アー写撮影の手配までしてくれたんだぜ? それと、Queでは、初めてPAの人にアドバイスもらったわ。

 

客あまり呼べなかったので落ち込んだが(4月はキツい! あと19時台はきつい! でも、ハコに私が返せるものは集客だけなのである!!)、まあそれについても私は「私には、少ないけど濃いファンがいる」と思えるようになった。

こんなに初期から撮ってくれるカメラマンもいるし、動画の解説文書きマン(麻枝龍だ)もいるし、ブログ全読みライヴ動画全部観るマンも複数いるし、

 

 

 

ねえ!! 

 

でも、大変!!!! 

 

このまえきづいちゃったの!!!!!!!

 

 

 

 

わたしはわたしに飽き始めているの!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ライヴで緊張しなくなった、好不調の波がなくなった、アウェイの場でも客層がシブくても、それなりの平均点を出せるようになった、ら、逆説的に興奮がなくなってしまった。

 

ライヴがうまくなったら、ライヴ感が減ってしまった。なんてこった。ライヴ感が欲しくて、小説じゃなくてわざわざライヴを始めたというのに。

おいおい、みんなが好きになりはじめてくれた渋澤怜は誰よりも早く渋澤怜に飽き始めてるよ……?!!?

 

 

客に対して不感症になっているのかもしれない。

別にじゃがいもともかぼちゃとも思ってないけど、分かりやすく緊張させたり煽ってきたりする客にしか反応出来ていないのかもしれない。

 

(私のライヴは場が荒れている程良くなる)

 

こういうことは悩んでも仕方ないのでとりあえずこの場合、別なやり方を試すしかない。

 

 

このタイミングで、ワンノブ私のブログ全読み動画全部観てるマンが何か新しいものを提供してくれそうです。とりあえず12日にツイキャスします。22時から。

 

久々にツイキャスをしようと思った理由は、第一にライヴハウスのスタッフさんに「集客どうやったら伸ばせますか」って聞いたら「ツイキャスしてみたら?」と言われたから、第二に、最近の私のライヴの情報量が飽和状態になり、「神がかった伏線も掛けまくった掛け言葉もダブルトリプルミーニングも一回観ただけじゃ理解不能じゃね?」と思い、野暮を承知でセルフ解説したいなーと思ったからです。

野暮だけど、バリとかツマとか売っていくのが時流なんだから仕方ない。

そして渋澤怜もそれなりにツイキャスしてきたし、相方はそれ以上に経験積みまくってる人なので、まあ滑ることはないでしょう 

 

 

観てくれよな!!!!

 

 

 

終演後、弟とサイゼで豪遊した。

 

「iPhoneをもっと思い切り壊せば良かった、俺の経験上(※弟はバンドマン)、ライヴハウスはアクトをよくするためにする行為だったら多少程度を超えたことをしても怒らない、あと姉ちゃん、終わったらすぐ掃除してたじゃん、フロア汚すアイドルってオタクの人と掃除する時間を作ってそれも含めて演奏時間にしてるんだけど、それと一緒で、姉ちゃんがやったことってすごく良いことだと思うし、それなら尚更もっと壊して良かったと思うし、それでゴミをとりきれなくてもお客さんもスタッフも誰も怒らないよ」

と言われた。そういうものか。ライヴハウスは私が思っていたよりずっと良い場所のようだ。

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