短歌の歌会に参加してきたよ(めっちゃ面白かったからみんなでやろう)

2017.1.25(水)に、下北沢のバーpebbleにて、

ミュージシャンたちと混じって短歌の歌会をしてきたよ!!

結論から言うと、歌会ってめちゃめちゃ面白い。超楽しかった。

 

 

■歌会って何よ?

 

短歌(五七五七七で、季語の無いやつね)を一人一首持ち寄って、講評し合う会です。

 

やり方はいろいろあるみたいだけど、今回は、作者を伏せた状態で歌を一覧表にまとめ、参加者が好きな歌3首に投票して、その後、選んだ理由や選ばなかった理由、好きな理由や嫌いな理由をあれこれ話し合ったり、解釈を提示しあったりしました。

 

 

■歌会がなんで面白いか

 

ま〜あ創作物についてあれこれ感想を言うのが大好きな私(だから映画は極力誰かと観に行く)としては当然こんなの最高の遊びに決まってるんすよ。

しかも自分の作品が俎上に乗るとしたら尚更ね。

 

しかし、私は今まで、自分の作品が俎上に乗る講評会で満足することってほとんどなかった。

 

小説の講評会ってそもそも素材が長くて疲弊するし、作者のソウルの塊のような長い文章を俎上に載せることになるから、相当仲良くないとずけずけ意見言えない、などの問題があって、しかも小説家ってこじらせナイーヴが多いので、大体ロクな場にならないんですよ

 

だから、この「作者不明のまま、超短文を講評しあう」という制度は、私にとっては画期的で、本当によくできてて素晴らしいと思いました。

(超短文だから作者のソウルがそこまで出てこないし、匿名だから、比較的遠慮せずにずけずけ言いあえるんですよね)

これが素晴らしいなと思った点ひとつめ。

 

二つ目に良いなと思った点は、

作者不明ゆえに、作者の手を離れて参加者がどんどん新解釈を生んでいくということでした。

一応最後に「解題」と言って、作者をバラして制作意図を聞くのですが、それ以前にめいっぱい「多分この歌はこういう意味だ!」ということを語り合うんですね。

これによって、自分の歌に自分の思いの寄らない解釈が発生してくのが醍醐味。

 

例えば私のこの短歌

 

「自分とは セックス出来ない キスも無理 ハグも無理 でも 好きにはなれる」

 

は、なんとまあ二通りの解釈が生まれたんですね。

 

1 自分で自分を好きになれる

2 作中主体が他者に対して)私はあんたとセックスもキスもハグもしたくないけど、でもあんたは私を好きになることはできるよ

 

と。

わたしは「1」しか想定しなかったので「え?! 2?! 何それ?!」って感じだったのですが、まあこういうことが大変勉強になる。普通に誤読を避けるための文章講座としても超役立つし、わざとあいまいにした場合は、みんながどれだけ翻弄されてくれたかを、にやにやしながら眺めることが可能です。(誰が作者か不明のまま進むからね)

 

そして、自分の歌以外の全ての歌も、他者の解釈を知ることによって、初めに一人で読んだ時より断然面白く感じられる

つまり、作者の手を離れてどんどん歌が育っていくの。すごいよね。

結局、最終的にはひとつもつまらないなと思う歌はなくなりました(初読時は半分くらいつまんなかったんだけど笑)

 

いやあ、講評会というのもの全般は大体、つまんない作品の番の時はクソつまんないものだけど、今回は「お?! 君の解釈のおかげで(つまんないと思ってた)この歌がめちゃめちゃ面白く感じてきたぞ?!」っていうミラクルが起こりまくりで全然退屈しなかったわ。すごいわ。

 

 

■歌会やろうぜ

 

短歌会って、「作った時間:講評時間」のコスパを考えると、最強なんじゃないかと思います。極端な場合、5分で作った歌に20分講評してもらえる。

手軽に参加できる上に、歌会自体もすごくクリエティヴな場だから、

「とりあえず素材持ち寄ってみんな料理しようぜ」って感じ。すごく気軽に参加できる。

 

この敷居の低さと、準備の楽さ(みんなの短歌を集めてプリント1枚にまとめるだけ!)。

これは、創作系の遊びの中でも最も優れてるものなんじゃないだろうか?!(大喜利もなんだかんだお題用意したり面倒臭いんですよ)

 

今年は歌会をがんがんやっていきたい!!

 

 

というわけで、

・「渋澤怜が歌会ひらいたら参加したい人」

・「渋澤怜が参加してもいいよっていう歌会を知ってる人」

がいたらぜひご連絡ください!

 

 

最後に、この日つくられた短歌(で掲載許可がとれたもの)をあげておくね

 

 

「秘めながら酔いて裸の君追うと吐きだせぬまま 空の銭入れ」カミイショータ

「息をするように生きてる君がいる 今日のカレーはカレーの味ね」飯田裕

「吾が友よ儚き命果てるまで地獄の底でダンスするざんす」原田卓馬

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