若者言葉を調べてて感動したこと

またうっかり二日もブログ書かないでしまった。一日中予定があると忘れてしまうなあ。

 

 

 

 

さて、若者語で使われる、「普通に」。

「普通においしい」とかで使われる「普通に」のことだが、

若者である私は感覚的に意味は分かるのだがいざ「説明してみろ」と言われると難しい、

しかし大辞林の「普通に」の項がめちゃめちゃすっきりと言い当ててて良かった。スッと腑に落ちた。

 

 

「俗に、文脈や状況などから生じる前提なしに。

例えば屋台で料理をほめるとき、単に「おいしい」と言うと「屋台の割に」などの前提を含む場合がある。この場合「普通においしい」と言うと、一般の基準でおいしいことを表現できる」

 

それーーーーー!!!!!!!!!!!

 

 

だから「普通においしい? それって味が普通ってこと? けなしてるの?」と怒られると的外れなのだ。「君が真心こめて作ってくれた手料理、という心理的に高まるポイントがなくとも、普通においしい」つまりめちゃめちゃ褒めてるのだ。

 

「君が合コンに連れてきてくれる女友達、どんな子?」と聞かれて

「普通にかわいいよ」と答えたら、

「知り合い査定じゃなく、掛け値なしに普通にかわいいよ」って意味なのだ。

(ただしめっちゃめちゃ可愛いっていうわけじゃないかもしれない)

 

何かのイベント企画の会議中、他人の案にダメ出しするとき

「いやそれ、普通にダメでしょ」と言ったら、

「こういう客層のイベントなんだからそれはそぐわないでしょ、てか仮に普通の人の前でやるものだったとしてもそれは普通にダメでしょ」という意味なのだ。

 

 

平野啓一郎さんのブログもよかった。ちょっと古い記事なので本人は言及されても別に全然うれしくないと思うけど。

(そもそも「普通に」が取り沙汰されたのって普通にもう10年くらい前なのだ)

 

 

 

若者語を調べていて思うのは、私たちはなんて少ない語彙で普段の生活をしのいでいるんだ、ということだ。

 

 

大体、

気を遣う用語(何気に、普通に、空気読む)、

感情表現(あげあげ、おこ、てへぺろ、どや顔)、

カラオケやプリクラや飲み会など遊び用語(サシ飲み、徹カラ、チュープリなど。これによって逆に遊びのワンパターンさが浮き彫りになる)、

関係性用語(同中、タメ、元カレ、マブダチなど)

がほとんどなんじゃないだろうか。

 

あとは異性に関する用語(イケメン、草食系、非モテ)かなあ。

 

 

みんな、カラオケして飲んで恋愛の話して異性の見た目を査定して、気を使いながら生きてるんだなー

 

と思った。

 

 

 

ネット用語も意外とこの範疇におさまる気がする。

(おまいう、教えて君、ソースは? とか、独特の自己客観視を求める用語はあるけど、あーみんなおはようとおはありを言い合ってるんだな〜、と思ったんだ)。

 

 

 

私、意外と若者言葉を結構使うほうなんですよ、全然普通に。何気にもうすぐ30歳だったりするしいわゆる若者とかとはちょっと違うって思ってそういう系の人とかディスったりしがちなんですけどそれでも全然自分普通なんだなって思いましたね、意外と気使ってるんじゃん自分? みたいな。

 

 

 

 

そうだ、この若者用語を調べる中で、「こんな単語がこの世にあることに感動したんだ!!」と感動した言葉がひとつある。

 

「割り勘負け」

 

である。

 

「飲み会に行って割り勘にすると下呂が絶対に損をこく」という現象をたった六文字で鮮やかに表現してくれているのだ!!

 

今まで何度「それって私めっちゃ割り勘負けじゃんwww」

と言えばスマートに不満を表現することができた状況があったか。

 

この言葉があって良かった。この言葉を鋭意使用して自分の財布を、そして一般に大多数の人間が酒を飲みコミュニケーションの多くが酒場で醸成される現代日本において下呂だって金銭的心理的に気兼ねすることなく飲み会に参加できるという立場を、守っていこうではないか。

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