インターネットの悪口を言う奴は私が許さない

あるイベントの主催者が、イベントの終わった翌日、イベントの感想をつぶやくツイートを探し出しては一生懸命リツイートしていた。

それらによると、イベントは大盛り上がりで最高の出来だったらしくどの参加者も感動に震えて大絶賛していた。

しかし実際のところ、それらのツイートは出演者とその友人らによるものが大半で、

ツイートをしない、無言の純客たちに直接聞いたところ

 

「クソつまらなかった」

 

とのことだ。

 

 

よくある話だ。

 

 

 

 

「これだからネットは嫌なんだよ」

と、その話を聞いた者の一人が言った。

 

「仲間内で馴れ合って、褒め合い合戦、『良かったですー』『良かったですー』って、言い合って、バカみたいだ」と。

 

 

 

 

インターネットを墓場にしたやつはどこにいる?

 

先日、詩人大喜利大会にエントリしたら

「故郷はどこですか」

と聞かれた。

多分プロレスやMCバトルのように、名前と出身地を読み上げたいのだろう。

私の親は転勤族だったため、私には出身地という出身地がない。

一番長く住んだのは横浜だが、高校も大学も職場も東京にあったのでハマッ子としてのアイデンティティは皆無だ。

そんな私は気づいたらこう答えていた、

「インターネット」と。

 

それはその日私が答えたどの大喜利の回答よりも気の利いた答えだったと思う。

 

 

あなたの出身地はどちらですか?

あなたの出身地はどちらですか?

 

●●(あなたの出身地を入れてね)を気安くdisってはいけないように、

ネットを安易にdisるやつは私が許さない。

Disるなら本気でdisりに来い?!

私は知っている、「ネットの馴れ合いが嫌」と言う奴ほど、リアルで馴れ合っている。

ネットはただの道具だよ?!

ネットのせいにするなよ!!

たとえばここに●●人の人間がいる、多くが出演者だ。

おそらく終わった後に褒め合う、「よかったです」「よかったです」と。

良かったと思ったら良かったと思った分だけ良かったと言う、

それでいい、

ネットでも全く同じことをすればいい。

好きでもない奴にすり寄る奴はリアルでもネットでも同じことをするんだよ?!

リアルであればこの密室から漏れ出ることのなかった称賛のし合いが、

ネットだと関係のない他者に見えて、みっともない。

ただそれだけなんだってば。

 

多くの人間はリアルでもネットでもつまらないことしか話していない。

多くの人間はリアルでもネットでもつまらないことしか話していない。

つまらない人間にはリアルでもネットでも近づかなければいい。

馴れ合いたくないならリアルでもネットでも馴れ合わなきゃいい。

 

ネットをディストピアにしてるのは貴様自身なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

(そうだちなみに、私はネット上で「盛る」のは大いに結構だと思っている。都合のよいことだけリツイートして大いにハッタリかませばいい。リアルでだって、自分に都合のよい話だけ他人に吹聴するでしょ?)

 

 

 

私は、相互フォローという言葉が大嫌いだ。

私にとってインターネットは最高の居場所だった。

小学校のころから文章を書いていた、高校生になったらインターネットが普及した。テキストチャット、BBS、mixi、ブログ、Twitter、居場所は変わったけど共通してるのは、

 

私のこと全然知らない人が私の文章を読んでくれる!!!!!!

 

ということだった。

 

顔がブスだろうと、コミュ障だろうと、対面でうまく話せなかろうと、友達がいなかろうと、ただ面白い文章を書くということだけで、web拍手をくれた、コメントをくれた、ふぁぼってくれた、リツイートしてくれた、本を通販したいと申し出てくれた。

文字しか武器が無い私にとって文字を、文字のまま、好きなだけ、ものすごい速さで飛ばせるインターネットは最高の場所だった。

教室の中では、見た目が良くて声がでかくて、対面で緊張しない男女が主導権を握っていたけど、そうではないやり方で、

私は、私の世界をみんなに見せることができた。

 

 

 

でも最近、インターネットがちょっとキツい。

知らない人がただ文章が面白いというだけで私を追いかけてくれたり、私も全然知らない人をただ文章が面白いというだけで追いかけたりできる場所ではなくなりつつある。

 

「相互フォローお願いします」と言ってくるやつがウザい。

片思いフォローができることが最高に素晴らしいTwitterだったのに、クソフェイスブックチャンと同じ使い方をし始めるのかな君たちは?

 

顔も名前も何にも知らないけどただ文章が面白いというだけで何年間も一方的に見守っている、最高に愛着がある人たちばかりでそろえたTLに、ずけずけ入ってこれないっすよ?

 

もちろんネットは道具だから使い方は勝手だ。

相互フォローし合いたい奴はし合えばいいし、下の世代がそういう使い方してるのは知ってる。

 

でもそういう奴がリアルの悩みネットに持ち込んで、

「好きでもない人を付き合いでフォローするのつらい〜」「つまんないツイート見せられてつらい〜」「馴れ合いつらい〜」って、言ってるのはもちろん勝手だが、その輪に私を巻き込むな、そして、自分の欠点を棚に上げて、

 

インターネットの悪口いう奴は私が許さないからな?!!!

 

悪いのはネットじゃなくて、私の口でもなくて、悪いのは貴様自身だ。

 

 

 

二年前、チャットレディ体験記をインターネットに書いた

「東大卒のアラサーの女がネットでパンツ見せて女としての承認欲求を満たしてる」

的な感じで煽って、一晩で1万PVとった翌日、職場に出勤したら、総務課の上司に呼び出されて告げられた、

 

「あなたがネットに上げている、公序良俗に反する、この会社の社員としてふさわしくない行為を含む情報を、今すぐ削除しなさい」と。

 

 

要するに私に悪意をもつ人間が私のことを調べ上げ、職場をつきとめてチクリのメールを入れたのだ。

数日前に職場を辞めることが既に決まっていたし、文章で身を立てたいという私の思いも知っている上司はちっとも怒らず、むしろ私に同情し、こういった。

 

「ネットは怖いね」

 

違う。

私はこんな目に遭ったって声を大にしていう、

 

「ネットが怖いんじゃない、怖いのは他人の悪意だ」。

 

 

 

こんなことがあっても私は、インターネットで何万人もの人に文章を読んでもらえたことが嬉しかったし、職場を辞めるまで文章を非公開にしなくちゃいけないのが大変もどかしかった。

職場を辞めて晴れて無職になった4月1日より、すぐにチャットレディ体験記を再開した。

 

 

 

 

ネットをバカにするやつは、歴代のこういう奴らと一緒だ。

「ゲームをするとバカになる」

「テレビを観るとバカになる」

「本を読むとバカになる」

「カメラに撮られると魂を抜かれる」

 

「ネットの出会いは本当の出会いじゃない」「やっぱ顔を見て話さないと」だと?

今まで何人の友達をネットで作り、何人のファンに見つけてもらえたと思ってるんだ?

 

 

愛する愛する100人のフォローしてる人々、

そして、全然よく知らない人ばっかの1400人のフォロワーよ、おはよう、おやすみ、愛してる。

 

 

「インターネットは無限の可能性がある」「インターネットで革命がおこる」も、無論間違いだ。

ハッ、しょせん道具はただの道具、大いに酷使して、自己アピールに使いやがれ、自分をほめるツイートをリツイートしろ、ファンが多いように見せかけろよ。

 

辛いも死にたいもさみしいも彼氏欲しいも、眠いも眠れないも寝坊したも今日のご飯も、こんにちはもおはようもおやすみもどうぞよろしくも、全部貴様がすっ飛ばせばいいんだよ。私がすっ飛ばしてやるよ。インターネットはユートピアだ、少なくとも私がそうする限りにおいては。

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