だって高等遊民なんだもん

 最近観たもの読んだものの話でもしようか。超面白いものしか紹介しません

【5分後の世界】(村上龍(りゅう)の小説)

これに出てくるアンダーグランド日本軍の兵士みたいに生きたいんですよ、私は。絶対無理だけど。
今とは歴史が違う日本、一度攻められて国土と国民を失ったかわりに勇気とプライドを守ることを学んだ、たった26万人の日本人の生き残り達の話。

余計な話を一切しないところと、一番の欲求(生き残ることと、民族のミームを次世代に伝えること)を優先して他のことを我慢することを厭わないところと、めちゃめちゃ強いところが好きです。

少なくとも余計な話をしないところはすぐ見習えるので真似たいし、
強くなりたいと思うので新聞配達もやる気が出ますね。
この本を読みながらうたた寝すると自分が超強い兵士になって敵を倒しまくる夢をみて、そして意気揚々と新聞配達に向かえます。


でもね、「一度攻められないと勇気とプライドを持てないんだろうか人間は」とも思う。
国土を侵略されたことの無い日本人は腑抜けてアニメとゲーム大好き国家になっちゃった(雑)、みたいな話あるけど、じゃあ攻められないと確立できないプライドなんか意味あんの? とも思う。逆に、そうやって出来たアニメやゲームが無価値ということは無いよね? とも思う。

ちなみに私は一度も国土を侵略されたことが無い。侵略されたことの無い私が何を作っても無価値で、私がステップアップするためには一度侵略されないといけない、としたら、こんなにつまんないことってあるだろうか?


続編「ヒュウガ・ウイルス」も面白い(読みかけ)。


【リトル・ボーイ】(村上隆(たかし)キュレーションの展覧会のテクスト)

タイトル通り、第二次大戦や原爆がいかに日本人の現在の世界観に影響を与えているか、ということを、戦後の芸術(アニメ、ゲーム等メイン)を使って振り返るテクスト。
ゴジラもAKIRAもエヴァもガンダムも、まーあ驚くほど原爆のモチーフが入っている 
日本人が安心して廃墟萌え出来るのは、廃墟から立ち直った経験があるからなんだなと思った。
あと無邪気に爆発大好きなのも、爆発(原爆)のあとから立ち直った経験があるからなんだなと思った。

いまどきの子供はゲームで何でもリセットリセットで命の大切さがうんぬんっって言うけど、もしかして日本人てリセット好きかも? と考えてもみたり。

あと、アニメゲームマンガに反して、日本の現代美術は戦争をほとんど扱ってこなかったっていうけど、なんでなのかな〜???


【マッド・マックス 怒りのデス・ロード】(今上映中の映画)

文句無しのド傑作。
「リアルタイムで、スクリーンで観た」と言えるのが後の世で自慢になるはずだし、絶対今劇場で見ておくべき。
逆に数年後に観たら規範化し、「今観ると別に大したこと無くない?」と思ってしまうかもしれない。
これから出る全ての映画はこれを目指して躍起になって進歩してくだろう的映画。
だからやっぱし今観るべきだわ

カーチェイスの速さや痛快さや圧倒的完成度は勿論賞賛されるべきだが、それだけじゃない
登場人物が喋らない、何でも画で一瞬で説明する、世界観はあるが説明が無い。
つまり野暮さが一切無い。
それも含めて速さと密度が素晴らしく痛快な映画です。

わたし思ったんだわ、物語ていうのは、舞台の説明が不足してても、テーマが伝わればいいんだわ。
「ん? あのキャラはあいつの子供なのかな?」とか、
「なんであいつだけ女なのに兵士になれたの?」とか疑問点は様々あるんだが、
まあそんなのどうでもいいんだわ。

そして、伝えるテーマはシンプル。
「やりたいことをやれ!!!!!!!」って感じ。

超、伝わりました。


観終わった後にマッドマックス評を漁りましたが、
以下が面白かったです。




そうそうジェンダー的にも面白いし、エナジーが沸き起こります。強い女兵士最高。



ネットという、最先端のことを喋ってるはずが、人間の変わらない普遍部分について言及しているところが面白かったです。

『「家族」と「財産」のシェアは大昔から為政者が必ず言ってたことなのに、全然実現されない。つまり、人間は、「この方が合理的だとわかりつつも絶対に出来ないこと」があり、それは時代が変わっても変わらない』
『たとえば「目なんか二個いらないんだから、くじで当たった人は盲人のために片目を寄付することにしよう。その方が社会の幸福度が上がる」と言う議論があっても、だれもそれを実現したがらない。つまりこの話の「目」のようなものとして、「家族」や「財産」がある』
『ただ、家族や財産のありかたは変わらなくても、「国家」は変わるかも。なぜなら国民国家なんて出来たのは最近の話だし。ネットが社会を変える、という言い方には懐疑的だけど、国家がどう変わってくのかは興味ある』

というあずまんの話が印象的でした。




ビットコインすげー!!
善意とか道徳で担保される仕組みは全然信用出来ないけど、私利私欲で担保される仕組みはめちゃめちゃ信用できる!!
ビットコイン欲しくてたまらない人たちが、ビットコインをゲットしようとするその行動自体が、ビットコインの信用を担保する原動力になってる。このシステム、最強やんか。
これは、金が大好きで仕方無い人が銀行員になったら他人の預金を横領して逃げてしまうのが一番合的、という事実とは一線を画すぜ。

詳しくは、読んでくれ!!!




ブログを書いてたら元気出てきました! 何をやるべきか分からないうちはしばらく毎日ブログを書くことにしようかなあ。


まだまだおすすめはあるので続きます。
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