20150213原田卓馬単独公演@新宿JAM

 最近言葉の牢獄に生き過ぎている私(あらすじ)は次に行ったライヴでは酒をたくさん飲んで言語中枢を少し鈍らせようと決めていた。

原田卓馬というのは私の友人の中でもダントツで人気者であり変なバンドマンで、もうなんか生まれながらに他人のATフィールドを無効化する力を持っているというか、全身マグネットな奴で勝周りの人間はどんどん彼に引き寄せられていくのだった。昨日は彼の単独公演にも関わらずハコは満員、つまりみんな原田卓馬が好きで仕方無いのだ。

 

40人が楽器を持ち寄り客を囲んで即興で合奏したり、全員参加の演奏があったり、まあ今までの私だったら「ハッちゃんと練られた音楽聴かせろよつまんねえな」とか思ったのだろうけど昨日の私は積極的にお玉をシンバルに叩きつけていた。バーバルよりノンバーバル、テキストよりコンテキストが最近のテーマの私は客や演者の顔をよく観察していたのだが等しく笑顔で、こんなに子供のような屈託の無い快が溢れるライヴハウスとかあんま観たことないわ。


最前列をさりげなく確保したり自分よりブスな隣の女がぶつかってきて心の中で舌打ちをしたり私は彼の音楽が好きなのであって顔が好きなわけじゃないもんという葛藤に悩まされたりなんで私は女じゃないんだろうギターは男が持たないと格好がつかない、と苦しみながら観るライヴハウスではなくて、まあ私はずっとそういうところにいたし原田卓馬も音数の多いガチャガチャしたやたら格好良い感じのバンドをやってそのように私を悩ませたこともあったが、昨日はなんかもう草むらでキャンプファイヤーを囲みながらアコギ一本で歌おうみたいな素朴な歌ばっかで、つまり彼は神父か教祖みたいで、まあもう私は自分のことを考えることさえ馬鹿らしく、つまり心のATフィールドが溶解して自分も他人も境目がわからなくなった。演る方も聴く方も無く渾然一体としており(それはセッティングにも現れていた。ステージとフロアの別無く奏者が聴衆を囲むように散らばっていた)360度から音が聞こえる感覚はちょっと新しく自分と音楽の境目もわからなくなった。

 

原田卓馬を愛する者達、そして音楽でトランスし合った私達は奇跡的な一体感に包まれていてよく知らない人とチューしまくっていたよ私は。(ここは日本ですよ! 信じられますか!!)


良い音楽はセックスと一緒だ、だからチューくらいナチュラルな流れであったし、終演後は全員とセックスしたとも同じ一体感が流れていたから、私はその中の一人の家に行ってセックスをしたのだった。ライヴ中に頭に浮かんだ仮説、つまりバンドも音楽も相手をよく観察して正しい瞬間に正しいタップを打ち鳴らすことの連続なのだから良いバンドマンはセックスも素晴らしいのではないか、という仮説は見事に真であると証明されるに至った。

 

 









みたいな話だったらいーのになーーー!!!




 

 

みんなねえ自意識過剰過ぎるからセックス出来ないんだと思う。私もそうだけどさ。





 

 

 

そうだ私結婚するかもしれません。トゥービーコンティニュード(私の人生は私にとって永遠に)。

 

 

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